1次加速でライバルよりも優位に立て!!!
前回の記事では、
2次加速について
説明しました。
今回はその前の
1次加速のトレーニングについて
紹介したいと思います。
1次加速は100m走で
最も速度の高まり度合が
大きい局面です。
ここでいかに素早く速度を上げ、
他に差をつけるかが、
レースにおいてタイム的に
有利になることはもちろんのこと、
心理的な余裕にもつながります。
最初の30mで
勝てないような差ができたり
焦って自分の走りが
できなくなるのは嫌ですよね?
そうならないためにも
1次加速を科学的に理解して
正しい練習を行いしましょう。
1次加速ではスタート同様
身体が起き上がらないように
低い姿勢で前傾させて
地面をキックしていきます。
しかし、
前傾し過ぎるとつまずいたり
地面を上手くキックできず
接地で脚が潰れてしまいます。
そのため、スタートダッシュでの姿勢は
地面をキックして起き上がろうとする力と、
前へ倒れこむ力を
釣り合わせる必要があります。
自分ができる
ギリギリの低い姿勢で
前に進んで行くことが重要です。
また、1次加速では
大きな力を発揮する
股関節や膝のパワーが
必要になります。
地面に接地するときは
膝と股関節が曲がった状態です。
ここから膝と股関節を伸ばして、
地面を押し込んでいきます。
この時出来る限り
足首は固定した状態をイメージすると
前への推進力にうまく
つなげる事ができます。
具体的なトレーニング方法としては
トレーニング①
スタブロを用いて、
30mのタイムを計測しながら行いましょう。
スタートの構え時に、
後ろへ引っ張る補助をつけると
より水平方向への力発揮の感覚が
つかめるかもしれまん。
トレーニング②:スレッド走
ハーネスに重りをつけて、
深い前傾姿勢でピッチを意識して走ります。
1本1本集中して、
水平方向に爆発的に力を発揮し続けることで、
筋力やパワー改善にもつながります。
重りはタイヤなどでも大丈夫です。
以上が1次加速の
トレーニングになります。
やったことある人もいるのでは
ないでしょうか?
しかし、本当に
意味を考えて
効果を意識して
できていましたか?
練習量で周りに差を
つけるのには限界があります。
なので、
質で!効率で!
勝負しましょう。
それを可能にするのが
科学です。
ではまた次の記事で。